伊豆稲取温泉『石花海』

石花海（せのうみ）とは伊豆海底に広がる丘のことらしい。

国道135号線を熱海から下田方面に走り大川温泉、北川温泉、片瀬白田を過ぎ稲取高原の入り口を超えると海の方へ小島のように突き出た半島が見える。

伊豆稲取だ。

稲取には番付上位に名を連ねる有名な温泉宿がたくさんある。

日帰りでどこか良さげなところはないかと車で稲取岬の方からぐるりと海沿いを何周か周ってみる。

ここなんかいい感じじゃない？

行ってみようよ

車を入り口前に停め、立ち寄り湯できるか聞くと笑顔で「やっております」。

駐車場にちゃんと停車し、お風呂セットを小脇に「いざ参らん」。

キャッチフレーズは「美味しい魚の棲むお宿」

掃除の行き届いたおもてなしを感じるエントランスからエレベータにもお年寄りが腰掛ける小さな椅子が置いてあり好印象。

受け付けてくださった仲居さんも愛想がよく気持ちいい。

内湯と屋上に露天がが複数あり温度の違うお湯を楽しめる。

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男性露天風呂は『石花菜（てんぐさ）』
女性露天風呂は『石竹（なでしこ）』

男性大浴場は『海の湯』
女性大浴場は『花の湯』

他に貸し切り風呂がある。

稲取温泉は初めてだが海の近く・・というより海岸沿いのためお湯に潮を感じる。

鉄分やマンガンなどの天然ミネラルを豊富に含み、茶褐色のお湯だ。

館内源泉より75〜80度の温泉が毎分100リットル湧出。

何より、この絶景が素晴らしい。

ちょうどマジックアワーに差し掛かったところだったのでとても美しい風景を堪能できた。

これは贅沢極まりない。

体の芯からポカポカが長続きする温泉に妻も私も大満足なのであった。