萬城の滝
伊豆は冷川から修善寺に向かう道を途中で外れ狩野川支流の地蔵堂川の上流に向かう。
やがて萬城の滝キャンプ場の案内が見える。
高さ20メートル、幅6メートルの滝は1年を通じて水勢が衰えず男性的な滝だ。
いかにも溶岩が冷え固まった柱状節理が織りなす岩壁から轟々と落ちる滝を眼前に見ることのできる橋がかかっているので真前から見ることができる。
滝の近くの休み処に滝にまつわる伝説が記されている。
昔、山葵沢の開墾をしていた時、古い地蔵尊像が石の間から出てきました。
仕事をしていた人達は貴いお地蔵様がどうしてこんなところにあったのかと不思議に思い、そのままにはしておけず滝の裏を通る滝道の傍に安置して祀りました。
その後は仕事も順調に進み、この人たちにも幸せが続いたといわれています。またこの滝道を通る時はいつも自分の年齢の数ほどの意思を持っていき、このお地蔵様に供えて安全を願い滝道を通るための許しを乞うたともいわれています。
その他に夏に旱天が続くと法蓮寺の梵鐘を青年団員が担いできて、冷厳な滝水に打たせ雨が降るのを祈念し、その三日後には必ず雨が降ったという「雨乞い」の伝説もあります。
また近年では、滝を表裏両側から鑑賞できることから、両方の思いをよせる「両思いの滝」ともいわれています。
私も年齢の数の石を運ぶのは大変wなので、大きい石ひとつ10歳、小さい石ひとつ1歳としてお地蔵様にお供えしました。
おかげで萬城の滝の少し上流にある「カーテンの滝」の前で足を滑らせましたが、怪我もせず、滝壺に落ちることもなく済みましたw
早速ご加護があったわけです(ありがたや…)。
隣接してキャンプ場がありバンガローを借りることもできる。
夏にはキャニオニングもできるようなので興味のある方はぜひ!
料金 | 見学無料 |
場所 | 410-2515 静岡県伊豆市地蔵堂776-1 |
電話 | 0558-83-2564(萬城の滝キャンプ場) |
駐車場 | あり(無料) |
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